アイドルとファンの話

アイドルって何だろうね

こんにちは、りんごです。

アイドルとファンの関係性について考える機会があったのでブログを書いています。

とはいえ、私もジャニーズ所属アイドルを推し始めたのは久しぶり（嵐⇒＜空白期間＞⇒若手俳優⇒別事務所アイドル⇒関ジャニ∞）なので、事務所一筋の方とは考え方がずれてるかもしれません。

アイドルって何だろうね

アイドルのファンというと、芸能ファンの中でもかなり恋愛要素の強い層が厚いのではと思います。元来異性としての魅力で売り出していくのがほとんどですから、この傾向は当たり前でしょうし、そういうファンの期待に応えようとプロデュースされていくのも筋通りだと思います。

そうしたファンの中には、「ガチ恋」や「リアコ」といったファンが一定数存在します。私は少し違ったオタクなのですが、彼女・彼らのSNSをちょこちょこ拝見すると「気持ちはわからんでもないなぁ」と思いますし、推し大好き！という気持ちが伝わってきて同担だろうが他担だろうがこちらも幸せな気持ちになったりします。（他ファンsageしているのを見るとちょっと嫌ですけどね）

しかし、それとは別のカテゴリーに少し困ったファンがいます。

出待ち、入待ち、ストーカー、盗撮、規約違反…など、アイドル本人に対する迷惑行為をする人です。このようなファンのことを害悪と呼んだりします。

元は純粋に「好き！」という気持ちを募らせるファンの形をとっていたのかもしれませんが、このような迷惑行為に手を出してしまった時点でファンとは呼べません。

こういう話をするとすぐに矛先がガチ恋やリアコさんに向きがちですがそれは少し違います。害悪みんなガチ恋リアコ出身かといえばそうでもないし、ガチ恋リアコみんな害悪かといえばそうも言えないと思います。

必要条件でも十分条件でもないってやつですね。

「自分を見てもらおう」

そう思った瞬間、ファンではなくなる。

芸能ジャンルではもう手垢のつきまくった格言ですね。

推しに見られようとしちゃダメなんですよ。オタクが自己顕示欲出していいことなんか一つもないんですよ。

地下アイドルや若手俳優界隈にはファンとの距離がめちゃくちゃ近い公式イベントがあったりします。（接触、お渡し会など）

イベントの種類にもよりますが、一対一でお話して名前で呼んでもらえることもあります。記憶力の良い方では一回でオタクの顔と名前を一致させたりなんてこともあります。

私がアラシック（嵐のファン）になったのも、彼らが国民的アイドルになってからでしたから、その後初めて若手俳優界隈に足を踏み入れた時には大変なカルチャーショックを受けました。

最初は色んな意味で怖さを感じた文化でしたが、「推しに直接好きを伝えられる」というのはとても嬉しいもので、もしそれが応援になっていたらオタク冥利に尽きます。（私は毎度頭真っ白になるので接触は苦手です）

接触が終わって幸せそうに帰っていく他のファンを見ているとこちらまで幸せになりますし、こういう健全な芸能人とファンの関係ができているのは素晴らしいことだと思いました。

でもファン全員が善良かといったらそうとも言い切れません。

上述したような迷惑行為のほかにも、差し入れに何かを仕込んだりと、距離感を見誤ったファンは、悲しいことにゼロではありません。

全体から見ればほんの一部かもしれません。

でもそのほんの一部のために、公演が取りやめになったり公式がさらに規制を強めるのは芸能ジャンルでは少なくないのです。

アイドルってとってもキラキラしたものだと思うんですよ。

学校で仕事で人間関係でつらいことがあっても、全身でアイドルをしている彼らを見ると「私も頑張ろう」と励まされるのです。

レッスンがしんどくても良くない声があっても、アイドルでいようとしてくれる彼らが好きなのです。

オタクなぞ「ファン１」という数でいいのです。

誰々という名札なんていらないのです。

推しに認知してもらおう、という安易な考えから迷惑行為に走るくらいなら名前を持たない数でいいのですよ。

「あなたを応援している私はこんなに○○なんですよ～」なんて言う必要ないんです。

オタクが目立とうとすればするほど、そのアイドルはぐらつきます。

それを重々理解しないと、応援するつもりがかえって足を引っ張ってしまうのです。

お気づきの方がほとんどでしょうが、今回このブログを書こうと思ったきっかけは関ジャニ∞の大倉くんの一件からです。

公式からの注意喚起は、最終通告を通り越して「手遅れ」を意味しています。

本人から言わせてしまった、ということを重く受け止めなければなりません。

アイドルがアイドルでいられるように、ドルオタ一同気を引き締めていきましょう。